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「絵麻のこと、もし遊びでちょっかい出してるならこれ以上絵麻に近付くのはやめて下さい。……あの子が傷付くから」
ただの気取った女だと思っていたけど、意外と友達思いのいいヤツなのかもしれない。
「1つだけ教えといてやるよ。俺は遊びで社内の女には手を出さない。絶対にね」
自分から近付きたいと思ったのも、心の底から欲しいと願ったのも、彼女だけ。
「そうそう！タケルは今までいろんな子と遊んできたけど、絶対社内の子には手出さなかったもんな。だからコイツのこと信じていいよ雪ちゃん」
「その遊んでた女の人達とは今も繋がってるんですか？」
まだ容赦なく俺に向けられる疑いの眼差し。
「全部切った。家も会社も教えてないから、誰ともこの先繋がることはない」
「えっマジで？全員と切ったの？お前勿体無いことするな……伊咲ちゃんより美人なんていっぱいいたじゃん！お前バカだな～」
めちゃくちゃ食いついてくる仙堂。
コイツ本当に俺のこと応援してんのか？
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