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「お前何したんだよ？伊咲ちゃんに。怒らせるようなことでも言ったわけ？」
「……別に何も言ってねぇよ」
「でも理由もなしにあんな態度取る子じゃないでしょ。知らない内になんかしたんじゃねーの？謝れよ、ちゃんと」
あのキスを謝るつもりはない。
軽い気持ちでしたわけじゃないから。
「まさかお前……伊咲ちゃんの可愛さに耐えられずに襲ったとかじゃないよな？」
「襲うわけねーだろアホか」
まぁでも、彼氏がいるアイツにしてみたら、他の男とキスをしただけでも罪悪感に駆られているのかもしれない。
「そういえば伊咲ちゃん、彼氏とどうなったんだんだろうな。なんか彼氏のとこで、他の女の物見つけちゃったぽいけど」
「は？」
何それ。
俺知らねーんだけど。
「何見つけたかは教えてくれなかったけどね。彼氏もひどいよなー伊咲ちゃんみたいな純粋な子裏切るなんて」
……なんでコイツそんな事知ってんの？
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