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「どうしたんだろうね毎年絶対参加しなかったのに」
「でも鳴海さんの浴衣姿見れると思ったらヤバくない?」
「絶対セクシーだよね~酔った勢いで襲っちゃおうかな」
「えっ!?」
驚いて立ち上がると、みんなの視線が一気に私に集まってしまった。
「どうしたの?絵麻」
「……ううん、なんでもない」
危ない。
私と鳴海さんの関係は他の同期の子達には知られてないんだった。
どうしよう。
同期のみんなには打ち明けてみようかな。
「だってさぁ、背の高い男って顔が少し悪くたってかっこよく見えるじゃない?でも鳴海さんって完璧じゃん。顔はいい、高身長、更に仕事もできる」
「そうそう、あんな男なかなかいないよね。しかもまたあのクールなとこがいいんだよね」
「でもうちら同じ社内にいる限りはムリよ。鳴海さんって絶対社内の女には手出さないでしょ」
「だよね~きっと彼女、凄い美人なんだろうね。モデル級なんじゃない?」
雪ちゃん以外の4人の発言を聞いていたら、絶対言い出せない雰囲気になってしまった。
隣を見ると、雪ちゃんはニヤニヤしながらみんなの話を聞いてるし。
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