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「けどさ、鳴海さんが参加するなら張り切るだろうね。秘書課の子達」
「あー確かに。特にあの秘書課の1番美人な子、最近彼氏と別れたらしいよ。で、今は鳴海さん狙いなんだって」
……え。
「あれだけ美人なら、鳴海さんおとせるかもね」
そんなに綺麗な子が秘書課にいるの？
しかも鳴海さん狙いって……何か凄い嫌な予感がする。
「雪、あの子と秘書課のとき一緒に働いてたんだっけ？」
「私が異動してから入ったから知らなーい。でも鳴海さんは、ああいう子タイプじゃないと思うけど？」
そう言って雪ちゃんがチラッと私の方を見る。
雪ちゃん、そんな意味深な顔したらみんなにバレちゃうからやめて……。
「そういえば絵麻は？」
「え？」
「絵麻って社内にタイプの人っていないの？全然聞いたことないけど」
そんなの、鳴海さんしかいない。
鳴海さんって言いたい。
「えっと、私は……」
「もしかして仙堂さんとか？あの人よくシステム部出入りしてたから、絵麻仲良いでしょ」
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