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「うわぁ……凄く綺麗……」
教会の中を見渡しながら感嘆の声をあげる彼女に、俺も同意した。
「なんか……凄く神聖な場所な感じがしますね」
その後少ししてから仙堂達も入ってきて、数分後時間通りに挙式が始まった。
最初に登場したのはグレーのタキシードに身を包んだ白川。
相変わらずいつ見ても男前な奴。
そしてその後、父親と一緒に白川の方へ歩いて行く香那。
真っ白なウェディングドレスを着た香那は、間違いなく綺麗だった。
隣を見ると、大きな目を潤ませながら香那を見つめる彼女。
コイツもやっぱり、こういう場所で挙式をしたいんだろうか。
コイツがウェディングドレスを着たら、きっと誰よりも綺麗だろうな。
なんて他人の結婚式の最中にさえ、そんな事ばかり考えてしまう自分がいる。
「鳴海さん……凄く幸せそうですね、2人」
「ああ。そうだな」
愛しそうに香那を見つめる白川。
その白川に優しく微笑む香那。
見ている俺達も幸せな気分にさせる。
そんな結婚式だった。
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