712人が本棚に入れています
本棚に追加
なんなんだよあの女。
けどああいう自信過剰な女はどこにでもいる。
今までにも何度も見てきた。
だから俺には、自分に自信がないくらいの女の方がちょうどいい。
けど結局その後はしばらく待ってもアイツは来ないし。
で、嫌な予感がして廊下に出てみたら、ちょうど加藤に連れ込まれそうになってるし。
間に合ったから良かったけど、もう少し危機感を持って行動してもらわないと困る。
俺だっていつでもタイミング良く助けられるわけじゃない。
「ごめんなさい……」
そう謝る姿を見ていると、これ以上強く言えなくなってしまう。
いつだってそうだ。
俺はきっと、彼女には結局甘いのかもしれない。
その後は散々彼女の身体を堪能した。
俺が与える刺激に反応して、甘い声を漏らす彼女を見つめながら思う。
もうコイツ以外の女なんて、考えられない。
この先、一生。
コイツがもし俺の傍からいなくなるような事があったら、俺は多分……立ち直れないかもしれない。
最初のコメントを投稿しよう!