番外編①sweet days

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でも、待って。 確かに仙堂さんは、私をからかっていたのかもしれない。  だとしても、じゃああの話は? もしかして、あれも仙堂さんの嘘? 営業部に最近出入りしている超美人キャリアウーマンが、タケルさんを狙っているって話。 「何か他に言いたい事あるなら言えば」 「じ、じゃあ、1つだけ……確認事項があるんですけど……」 私はまたしどろもどろになりながら、その話は嘘だと言ってほしくて、確認事項を告げた。 「営業部に出入りしている美女の事なんですけど……」 「美女?」 タケルさんは、『美女』の単語に眉をひそめた。 「何か、仙堂さんから、その美女がタケルさんを狙ってるとか言われて、ちょっと気になっちゃって……」 正確に言うと、気になっている度合いはちょっとどころじゃないけれど。 お願い。 仙堂さんの嘘だと言って。 ドキドキしながらタケルさんを見つめていると、タケルさんは一瞬黙り込んだ後。 「……仙堂のヤツ、どこからその情報掴んだんだよ」 と、呟いた。
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