番外編④precious days-2

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「えまおばちゃんごはんできた!?」 「もうちょっと待ってね隼斗君。あと少しでご飯出来るから」 「おなかすいたー!」 「はやとうるさい」 「なんだよカケル!」 お腹を空かせた隼斗君がカケルに掴みかかり、いつものプロレスごっこが始まる。 プロレスごっこと言っても、そんな激しいものではなく、ただじゃれているという感じだけど……。 「はい、ストップ!翔も隼斗も、ご飯出来るまで私が一緒に遊んであげる」 「わーい!ゆきちゃん、なにしてあそぶー?」 隼斗君もさすが仙堂さんのDNAを色濃く受け継いでいるのか、雪ちゃんに相当懐いている様子。 それにしても、どうして雪ちゃんの事は『ゆきちゃん』で私の事は『えまおばちゃん』? 私にだけ、おばちゃんが付属されるのは少し複雑だ。 「何作ってんの?」 「え、あ……カケルと隼斗君にお子様ランチ作ってるんです」 キッチンの方へ覗きに来てくれたタケルさんに、もう少しで完成するお子様ランチプレートを見せた。
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