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「ツインソウル?」
森之宮さんと同時に聞き返した。
「知らなかったかしら?
あなた達の魂は、はるか昔1つのものだったのよ。
魂の成長のために、神様が、魂を男性と女性に分けたの。
そして、お互いに魂の旅を続けながら成長していくの。
奇跡的に同じ年代、同じ地域に生まれた場合、自然に共鳴し出会うわ」
愛美さんの話を聞いて、ここまで森之宮さんに惹かれる意味がわかった。
私達はツインソウルだったのね。
それなら、聞きたい事が……
「ツインソウルは別れる事はないですか?」
「お互いの魂がまだ未熟だったりすると別れる事もあるわ。
再開する事は運命だけど、その先の運命は2人で作って行くものだから。
あなた達はどうかしらね」
ふふふっ、と愛美さんが笑う。
占いが終わって夕食を食べると、私達は当たり前のようにホテルに入り身体を重ねた。
2つに別れた身体が1つになる為に激しく求め合う。
ずっと欠けていた私の分身が見つかり、1つになった喜びで身体中が歓喜する。
あなたは私、私はあなた。
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