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これは実話です。
あれは私が嫁に嫁いだ五年目の5月でした。
こどもの日で私達夫婦は娘をつれて出掛けていました。夜の7時頃あたりだったでしょうか。帰り際だった旦那の携帯が鳴りました。
一緒に同居している祖母がいなくなったとの事でした。
とりあえず急いで帰路につくため、旦那は車のスピードをあげました。後少しで着くと言うところで、また旦那の携帯が鳴りました。
祖母が首をつっていたと。救急車をよび、おじが心臓マッサージをしているとのことでした。
私達は急ぎました。家に到着すると救急車がついており、病院に運ばれました。
病院につくとまもなく、死亡宣告がくだされました。
不思議な事があったのは二日後のお葬式の日でした。
勘の強い4歳の娘に火葬にいく前のお別れをみせたくなくて、私は娘をつれて近くの駄菓子屋にいきました。なのでどんな服装で見送りしたのか、私はしりませんでした。
火葬がおわりお寺でお葬式が執り行われました。
前に話しておきますが、私は中学あたりから身内だけですが、霊がみえたりしてました。お葬式がはじまり、和尚さんがお経をとなえはじめ、しばしたった時です。祭壇のよこに紫の着物に家紋の入った黒い
羽織をきた祖母がたっていたのです。祖母はみんなに頭を下げ、お寺の脇を通って、我が家の墓地の方へ歩いていきました。私は旦那に見送った服装を聞いてみました。そしたら、紫の着物に家紋の入った黒い羽織だと。私は背中がぞくりとしました。私にはやっぱり霊感があるんだと、改めて実感させられました。
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