誰にも言えない事件簿【空き巣編】

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「あのですね、お言葉ですけど、僕は被害届けも出していないし、(バイブのこと以外で)嘘をつくくらいなら、こんな現場検証もしたくないですね!!!もう帰ってくれませんか!!!」 「まぁ、いいからいいから。もう少しで終わるよ。とりあえず時計は被害査定30円、と。しめて1万30円の被害。これでいいよね??」 「こら!!!。と・け・い!!!失礼すぎるでしょ!!!!!!」 「君ね、ほんとにいい加減にしないと、大変なことになるよ。捜査に協力しないのは、場合によっては犯人隠微にもなる。犯人はすっかり供述しているんだ。早く君だって犯人の罪を確定させたいだろう。それとも犯人を庇う理由でもあるのかな?」 「・・・・・」 「さ、もういいよ。最後にここにサインしてくれる??」 僕は供述書を覗きこんだ。 そこには、 『私が、被害届けを出すのを怠ったため、このような事態となってしまいました』 と、書かれていた。
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