第二章

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今から二日前の土曜日… 俺は一人でベッドに寝っ転がり、ポータブルゲーム、モ○ハーと言う人気のあるゲームをプレイ中。 38戦0勝38敗… 敗因……時間切れ。 俺の手元に映る画面に強敵が現れたのは今から2ヶ月前。 黒のファランクス… ディアブロ様二頭の光臨だった。 「ディアブロ様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!やめてぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!」 画面に映る一匹のディアブロ様がプレイヤーである俺の化身、ハンターに突っ込んでくるとハンターは力無く倒れ込んだ。 「あああああああ!!!!!!!!!勝てねぇー!!!!!」 俺はゲーム機を投げ捨てケータイを取り出した 直ぐに良之にメールを送った。 『頼む!ディアブロ様が倒せねぇ!今すぐ来い!』 俺はメールを送信するとケータイを閉じて投げ捨てたポータブルゲームを拾った。 「倒せないよな…」 「翼!どうしたの!」 俺の大声に駆けつけた和奏がまたしてもノックもせずに部屋に入ってきた。 はぁ…39戦39敗…結構傷つくな。 「いや…何でもない」 ゲームでイラついてるなんて知られたら笑われるから黙っておこう。 「で、でも……」 んも~!そんな目で見られたらの毒虫が暴れ出しちゃうだろ!
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