第二章

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「使えねぇなヒチョリは!」 「すまん……つかヒチョリってなんだ!ヒチョリって!俺の名前はひとりだ!」 結局、俺は役立たずで三回全部俺が死んで負けた。 だって俺のハンターひとりは防御力ショボいんだぜ!無理に決まってる 「はぁ…俺これから用事あるんでもうやらないっすよ」 あーあ…あの三条にまでため息を吐かれてしまった。そうとう腕が鈍ってる証拠だな。つか、何俺はゲームに熱くなってたんだろう。 「桜井先輩、和奏さんが居るんだからデートの一つや2つ誘った方がいいっすよ…今は当たり前の用にそばに居ますけどそんなにグダグダしてると他の男に取られちゃいますよ。」 「そうだぞ!せっかく来てやってんだから茶くらいだせ!」 良之の言ってる意味は分からないが確かにグダグダしてたら俺達の関係が冷めちまうかも… 考えただけでもゾッとするわ。 「んじゃ俺は帰ります。」 三条が立ち上がると良之も一緒に立ち上がった。 「なんだ?良之も帰るのか?」 「おうよ!俺も帰って一人チョメチョメをするんだ!」 「大馬鹿やろう…」 良之よ…何というか彼女が出来ないからって一人チョメチョメは無いだろ…寂しい男な。 俺は二人を見送り結局ディアブロ様を倒せなかった事を悔やみながら部屋に戻った。 「なにしてんだ?」 部屋に戻ると俺のベッド付近をゴソゴソと何かを探している和奏の姿があった。
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