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「二人共ラブラブねぇ~?羨ましいわ」
母さんがニヤニヤしながら俺達をからかうように言ってきた。
「違うぜ!これは一つの愛情表現だ!」
「同じよバカ!」
心底心に傷を負った俺は翼アビリティの一つ沈黙の闇で黙り飯を食べ続けた。
「ふふ…にしても、翼が朝倉さん家の和奏ちゃんとね~?やっぱり幼なじみってのは何か深い関係があるのかしらね~」
「…………………」
母さんの微笑みに気持ち悪い物を感じたが俺は無視を黙りきった。
「ねぇ!和奏ちゃん!こんな奴のどこがいいの?」
へいへい…朝っぱらから変な話はやめてくださいよ。しかも実の息子にこんな奴とは酷い。
「えっと……全部です……」
何お前も乗り気で返してるわけ?何だ?誘ってんのか?今のお前には頬を赤らめるだけで俺の単純な心が暴れ回るんだよ。それほどお前の体は魅力的何ですよ~
母さんはニコニコしながら和奏を見て今度は俺に視線を向けてきた。
「翼~大切にしてあげなさいよ!こんないい娘、めったにいないからね!」
「わかってんよ!」
あっ!俺のアビリティを打ち砕きやがった!母さん!あんた何者!
でも…大丈夫だ。俺は和奏と引き剥がされて自分自身で孤独感を知った。もう和奏は離さない…絶対にな。
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