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私と瞑夜さん屋上で昼ご飯を食べていました。
初夏の風が流れ季節を感じさせられた。ありふれた毎日でも時は流れているのね。
「先輩は召喚術の塊なのに、ご飯を食べるのですか?」
もう、人が季節を心に感じていたのに。複雑な気分だけど、でも、ホントの言うしかないか。
「うーん、このお弁当も召喚術で作ってあって。食べ物を食べるふりをしているの」
「なるほど」
瞑夜さんはじつはあまり興味が無かったようだ。
現実の私も窓を開け、空を眺めてみた。
軽い気分転換のつもりが少し寂しくなった。
瞑夜さんにもう少し心を開いてみようかな。そんな気分だった。
さて、私もお昼にしましょう。
がざごそ、料理を作るのは楽しいです。私のレシピには愛が少々入っています。
お皿に盛りつけて。
海鮮パスタの出来上がり。
さて、さて。早速、食べてみますね。
でも、お味は秘密だったりします。
さて少し……。
「先輩!」
「うぅん?」
瞑夜さんの声が……もう少し、寝かせて。
「もうすぐ授業ですよ」
「あ……」
「先輩はもう」
「屋上の青空にお腹いっぱいで寝ていました」
現実でお昼を食べていて学校の私は少しお休みしていました。
でも、ステキな男子付きだったのは秘密。
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