主管者決定会議

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自民党宮澤陽輔議員によるに代表質問。 議員 「先の『東京都新宿区喫茶店爆弾犯立てこもり事件』臨時ニュースで報道され、その存在が明らかになった、我が国の独立行政委員会で開発されたいわゆる『サイボーグ戦士』。現在は、暫定的措置ではあるものの自衛隊の管理下にあり、東京都は地方分権推進法を盾に、国と地方とのバランスが崩れるとして、これに反対する等、各関係に混乱を来している。このため、国内外に不安感や嫌悪感が蔓延し、経済活動にも影響が見られ始めている。我が国は、事態収拾の責任があるため、閣僚会議を開催し、この『主管者』を決定してほしい」 総理 「暫定的とはいえ、防衛省が主管となっている現況です。前回の、短時間ではありましたが、閣僚会議で決定し、私、内閣総理大臣が防衛大臣に指示し、お願いをしました。先ほど議員からご指摘がありました『サイボーグ戦士』ですが、国家機密に該当し詳しいお話をすることができません。国民の皆様、また、海外の皆様におかれましても、大変ご心配になられているところとは存じますが、是非、我が国の政府を信用していただきますよう、お願いを申し上げます」 議員 「暫定的な主管者は、国民としても落ち着きません。私は、本当の主管者を決めてほしいと言ってるんですが、自衛隊でいいんですね」 総理 「防衛省にお願いをして、主管を担ってもらってますが、あくまでも暫定的なものです」 議員 「暫定的というのは、今後、変わる可能性があるということですか」 総理 「おっしゃる通りです」 議員 「どこに変わるのですか。総理も、テレビのニュースや新聞で連日報道され、国民の憶測が止まらない状況をご存知でしょう」 総理 「今のところ、主管は防衛省です。私自身も各報道は見ています」 議員 「 じゃあ、世間が、かなりパニック状態となっていることも知っているでしょう。放っておいていいんですか。政府として、どうするんですかってことを聞いてるんです」 総理 「ですから、主管は防衛省にお願いをしています」 議員 「わかりました。では、防衛大臣に聞きます」 柄本梅梅(えもと めいめい)防衛大臣 「ご指摘いただきました事項については、防衛省が主管であることに相違ありません」 議員 「暫定的にですね」 防衛大臣 「その通りです」
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