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何となく怖い感じがするが、逆らっても仕方ないと思い別部屋で採寸される。
「重次、立つのを手伝ってあげてちょうだい」
立たされ、股下や腰周りなど採寸されてから、車椅子に座りフゥっと息を吐く。
「疲れた?ごめんなさいね、あの人は形式的なことが嫌いなの。でも、分家と言っても本家の初孫が来ているのに何もしないなんてできないのよ」
「はい……」
「怖いおばさんて思ったでしょ?」
「そんな事は……」
「あるでしょ?よく言われるの。悪気はないのよ?つい、口に出してしまうの。もしかして普段から食事の量が少ない?」
「はい、沢山はあんまり……」
「痩せすぎでもないけれど、もう少し食べれるようにしないと健康にも悪いわ。三食の他にもつまみ食いしてもいいくらいよ?」
「こちらに来た時はよく食べれるんですけど」
「空気が合うのかしら?那智はぶっきらぼうだけど、抜けてるところがあってね、私はあなたの食事が心配だわ」
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