神々の冒涜

7/17

2人が本棚に入れています
本棚に追加
/17ページ
「君は若い。祈りを捧げたことはあるか」 「どうでしょうか。宗教的な意味合いでは恐らくありません」 「祈ってみることだ。主はいつ何時でも君の近くに存在する」 「命について、再度お訊きしたい」 「続けなさい」 「人は命を粗末にしています。日常生活を営む上で、無限の命を踏み台にしている。文明とは、そうでしょう」 「その通りだ」 「では文明社会は罪深いものでしょうか」 「罪深いともいえるし、そうでないとも言える」 「仰る意味がよくわかりません」
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加