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『美味しい』
手話で表現すると、三保も美味しい、と手話を返す。
可愛くて、愛しくて、俺は生クリームをフォークですくうと、三保の口元へと持っていく。
しかし、三保はためらっていて、辺りを見渡す。
そこで自分も周りを見ると、チラチラこちらを伺う人がいて、一人こっ恥ずかしくなる。
いや、そんな、分かんねーし……。
『ごめん』
手話をすると、三保は顔を赤くしながら笑う。
“宝君のこと、好きだから、嬉しいよ”
携帯の画面を見せた三保の幸せそうな表情を見て、俺も照れ臭くなりながら笑い返した。
三保のこと、大事にしたい。
恋人として。そしてパートナーとして、これからもお互いを高めあっていける関係を築いていきたい。
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