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「おお、奏太」
「ええ?天王まで来てるってことは魔王様も?」
「来ておるよ。何せいきなりのことじゃったからのぉ」
「一体何があるの?」
「聞いておらんのか?」
「何にも……」
「ならば見た方が早いと思うぞ?」
それだけ言って、準備をしに行くと出ていってしまったので、謎だけが残り気になって仕方なかった。
「ノア、何があると思う?」
「私も何も聞いてませんし、兄もいないので分からないんです」
「そう言えば、田中さんもどこか行っちゃったけど」
「ええ、父母にあってくると出ていきました。姉さんは何か知らないんですか?」
「わ、私も何も……。お茶入れてきますね」とそそくさと出ていく。
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