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この件がきっかけで私は不登校になりました。
あの日から地下鉄に乗れなくて、登校することが出来なくなってしまったのです。
心配した親は、私を田舎の祖父母の家に預けることにしました。
そして今日から、この町で新しく学校に通うことになりました。
「まぁ、転校生ってことで分からないことも多いと思うから、みんなちゃんと教えてあげるように」
黒板の前で新しい担任の先生が私を紹介してくれた。
「はい、みんな静かに。じゃあ転校生の方から挨拶」
「初めまして。 まだまだこの町での生活にも慣れていませんが、みなさんと楽しい学校生活を送りたいと思います。 どうぞよろしくお願いします。」
そう言って私は、みんなの前で頭を下げて、スカートの裾を掴んで、思いっきり持ち上げた。
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