xxx

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 野次馬の中からこんな声が聞こえました。 「てゆーか、ヤバイものでも隠してんじゃね?」  みんな笑った顔のまま止まりました。爆笑している映像を一時停止したみたいでした。  みんなが一斉に私を見ました。  私の怒りや恥ずかしさで上がっていた体温が、いっきに下がったのが分かりました。  ホームが騒然としました。  慌てて逃げていく人、どうしていいか分からずオロオロしている人、携帯のカメラで撮影する人、大パニックでした。  そして駅員さんは私の方に歩み寄り、大きな声で言いました。 「パンツを見せろ!!」 「い、嫌です」 「後ろめたいことがないなら見せるんだ!!」 「い、嫌ー!!」
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