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私は、昨日と同様であっけにとられることしかできなかった。
…約束って本当何?私はいつあんなイケメンといったい何の約束をしたの?
私の胸の内は、ドキドキとモヤモヤで入り混じるばかりだった。
…よしっ!明日は絶対に捕まえて聞き出そう。そして、これを機に仲良くなりたい。
…約束なんて覚えてない。
っていうか、あんなイケメンとの約束したとすれば忘れるわけがない。
彼は人違いをしてるんだよ。うん、きっとそうだ!
自分の都合のいいような理由づけをした。
…でも、私何で目にとまったのかな?
なんか初めてみた時、一目惚れとは違う。でも、気になるような…懐かしいようなうまく言葉にできないものを感じた。
きっと明日になればわかるはず。
そして、翌日。
…あれ?乗ってこない。
その翌日も乗ってこなかった。
…何でー?
モヤモヤを残したまま高校へ向かった。
高校の最寄り駅で降りて改札を出ようとした時に、馴染みの駅員さんに呼び止められ手紙を預かったと渡された。
…誰からだろ?
封筒をみても誰からなのかわからなかったが、私宛てだということはわかる。
私の名前が記されていたからだ。
手紙を読んだ。
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