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私は、駅を降りてから昨日の手紙のことを考えながら高校へ向った。
学校では、誕生日でお友達にバースデーソングでお祝いしてもらったり、プレゼントをもらったり嬉しいこともあった。
家に帰り、あの手紙の待ち合わせ場所に向かう準備を始める。
時間が近づくにつれて、ドキドキ度が増すが今日がその日なのかまだわからない。
せめてもう少しヒントが欲しい。
というか、普通告白するのにクイズみたいなものにするか?
手紙を送った人は、変わってるのか?
あれこれ考えているとちょうどいい時間になり、家を出た。
公園には、2、3人ほど人がいたが、電話をしてる人、パンを食べている人と違うような気がする。
公園のベンチに腰掛けて座り、待つことにした。
時計の針は、もうじき18:00をさそうとしていた。
すると、公園に変化が。
誰かが入って来た。
その瞬間、私の鼓動が早くなる。
えっ?
入って来た人に見覚えがある。
その人は、私に向かって歩いてきた。
『あなた!電車の…』
第一声を発したのは私の方だった。
「今日が約束の日だよ。」
私は、いまいち状況を把握出来ずにいた。
私は、手紙に書いてあったからここへ来たのに、なぜ電車の彼がいるの?
しかも約束って?…今日?
何一つ状況を把握出来ていない私は、彼に尋ねた。
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