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人間にはこの未来を見通せる能力がある。
それから方針は変わった。
過去の行いを反省し、科学の力を本来の目的で使おうということになった。
人間が生活しながらも環境を汚さないというふうに。
そういった生き方が自然に敬意を払うことになり、謙虚な振る舞いとなる。
だが、結局はダメだった。
ごみは減らせなかった。
科学の力、人間の知が足りていないのではない。
これ以上にないほどの再利用の仕組みを作り出した。
人々も出来る限りのことはした。
スーパーやコンビニ、店に行く時はレジ袋やバッグを持って行った。
ごみを再利用しやすいように細かく仕分けた。
それでも。
理由は分かっていた。
誰もが気付いていたこと。
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