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そんなこんなで地下鉄のホームの中。変な浪漫を感じて歩いてきてしまった、家から徒歩10分の無人の駅。なんで利用する人が少ない田舎になんで地下鉄なんて作ったのだろうか。時々偉い人達のやる事はよく分からない。
しかし、今日はいつにも増して人がいない。いつもは2,3人はいるのに、今日は1人、自分だけだ。歩く度に靴音が反響する。ところで、謎の切符を改札は極普通に受け入れたのだけれど、大丈夫なのだろうか、この駅のセキュリティは。無人の時点でたかが知れているけれど。
電光掲示板に文字が光る。と同時に、間も無く三番ホームに電車がまいります。白線の内側までお下がり下さい。と、機械的な声が響く。足を踏み出そうとした時、来ている電車が横目に入って驚いた。車体が真っ白だ。新しいものなのだろうか、今まで見たことがないものだった。
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