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独り言を言いながら、自動改札機に切符を入れる。
シュコン!シュパッ!
一瞬のうちに、引き込まれた切符は出てきて、そこを通ることが出来た。
本当に通れるのか、実のところヒヤヒヤしていた。
「どこでもいいや…。」
適当に、そこに今来た地下鉄に乗った。
真っ暗いトンネルの中を、延々と走っていく。
それはまるで、今の僕の気持ち。
自分が勝手に作り出しているかもしれない、そんな不安の中では、何も見えない…。
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