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当たり前の事だが、私は布団の上で、息子と娘の間に横たわっていた。
目を覚ましてふと窓際を見つめると、窓とカーテンの隙間から細い光の線が見えた。
今、何時だろう。
不意に窓際に近付きカーテンを開けてみると、緑の目をした黒猫が私を見つめて『シャー!!』といなった。
黒猫はベランダを飛び出し、ゴミ捨て場の前でたむろしていた猫達を驚かして大乱闘に発展した。
どうやら、夢の真相が視えて来た。
主人が持ち帰り、私が捌いた後の魚のゴミの臭いに連れられて、若い猫達は集ったのだろう。
美味しい所も捨てて置け。
そう言う事なら、御免被る。
私のゴミで猫が溜まれば、管理人さんからクレームが来る。
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