黒いアイツ、

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黒いアイツ、

  そぅ… それは、昨夜の事でござった‥。   時刻は、草木も眠る 丑三つ時…‥   それがしは、夜中の小腹の減り具合を 満たしてやろうかと、晩飯に食した 『らいすカリー』をいろりに くべようと、 なべぶたに 手を伸ばした その時でござった‥!!   手の甲の上に、何か “かさつくモノ”が 乗った感じがしたのでござる……。 それがしは、瞬時に それ がナニモノなのか、脊椎反射的スピードで理解した。 だが、身体は解っていても、頭の中では 「きっとゴミだ。アレなわけない! だとしたら、最悪だッ!!! 絶対にゴミでなければならない!! 」 と、並平均のヒトの思考のおおよそ 200倍以上のスピードで、走馬灯の如く、刹那を葛藤が駆け巡った。     確認はしていない…。   だが、手は念入りに洗った…。              寝る前に思い出したら、負けかな と思っている。 (((´;ω;`))image=90885342.jpg
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