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「あー、酔った」
そう言いながらも車を走らせ途中の公園横の神社に車を止める。
行っちゃダメだ……そう思いながらも足が進む。
鳥居から小さな社まで裸足で向かい何故かお参りしたのは酔った頭でもヤバイ!と感じた瞬間。
車に塩が常備してあるので、舐めてから自宅に入り、部屋に戻る。
「お母さん……」
「んー?」
「弟の声で呼んでくる……」
「はぁ?とにかくこの塩持ってなさい。ちゃんと窓にも置いてあるね?絶対に返事したらダメだよ?」
そんなことを言ったにも関わらず、朝酔っていてあまり覚えておらず、娘が呼んできたと思い返事をする。
反応がないのに声だけ聞こえ、返事しちゃったよ……と、あまり深く考えずいつも通り仕事に向かう。
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