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物心ついた頃からずっと一緒だった、3つ歳上の幼馴染。 男勝りで傲慢で、でも優しくてしっかりしたお姉さん。 友達が少なかった俺はずっと金魚の糞のように彼女の後ろばかり追いかけていた。 届くはずのない距離は、昔からずっと変わらない。 彼女はいつもいつも、俺の数歩先を歩いている。 必死に追いかけたところで、その腕を掴めやしないのに 不透明な心の中を覗くことなんてできないのに 何かに取り憑かれたようにまた俺は、追いかけてしまうんだ。
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