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「新型の携帯をやめたよ。」
「どうして?便利じゃないか。」
「自分の思ったことが、そのまま電話から流れるから、悪口も流れてしまったんだ。お得意様から、怒られたよ!」
翔太は、はっとした!健太から最新型の携帯の話を聞いて、それに交換していたのだ。手遅れだった。
「そんな酷いこと言うなよ 」
と健太は、かんかんに怒った。言い訳すれば、するほど、怒らせてしまった。どうすることもできなかった。
この携帯電話は、出たばかりの頃は、爆発的に売れたが、すぐに返品が続き、販売中止になった。しかし、政治家やスパイ、夫婦の間で密かに使われていた。
健太を怒らせて以来、メールも電話もこなくなったので、自分の方から健太に電話してみた。
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