1人が本棚に入れています
本棚に追加
拓海が知りたいと思っているのは、大学からの友人・白井大地のことだった。
彼が言うには『大地は自分とはタイプが違う』ということだが『大切な友人』なのだそうだ。
拓海には同じ講義を受けたり、同じサークルに所属しているたくさんの友人がいたが、その中でも大地とは多くの時間を一緒に過ごしたという。
友人の誘いなんかにすぐに乗ってしまう自分とは違い、熟考するタイプの大地。
しかし自分の話にも耳を傾けてくれたり、アドバイスをくれたりする大地のことを拓海は慕っていたという。
それが大地の方も同じで、自分のことを『大切な友人』だと思ってくれていると拓海は考えていたという。
ところが――
最初のコメントを投稿しよう！