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その次に細い体に似合わないバットより少し大きいサイズの金棒を持った坊主の男。
そして最後に、黒い子猿が逃げて行った方を指さすぽっちゃり体形の男。
ぽっちゃりが叫ぶとそのまま子供に気づかず、無精ひげの男を先頭に子供の前を通り抜けようと走り出し、
「ぐはっ!」
「うぉわ!」「ぐえっ」
「うおぉぉぉ?!」「「ぅぐえっ!」」
無精ひげの男はゴスッと鈍い音を鳴らし、何かに弾かれるように顔を左へ向け地面に倒れた。無精ひげの足元には少し変わった形の表面が滑らかな石が落ちていた。
そして、無精ひげの男の左後ろにいた坊主の男は何かに足を掬われたように転び、無精ひげの男の上に倒れこんだ。すぐに立ち上がろうとしたがぽっちゃりの男が倒れた二人に躓き、その上に倒れこんだことで阻止された。
ぽっちゃりの下敷きにされた二人はカエルが潰れた様な声を発し白目を向いて気絶した。
因みに、一番上に乗っているぽっちゃりも何故か気絶していた。
3人を転ばせた張本人の子供は「ふふん」と得意そうに胸を張り、気絶している三人組に向かって「ばーか!」と舌を出しながら言うと近くの木へ向かって声を掛けた。
「もう出てきても大丈夫だぞ」
「キキキッ」
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