半分のお月さま

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「それで、この子っていったいどんな子なの?」  話を聞きおえた少年が聞きました。  すると、お母さんは一つのものを指さしました。 「月の中にいるあの子よ」  お母さんに言われると、少年はあーっ! と大きく口を開けて手を伸ばしました。
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