半分のお月さま

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 いっぽう、お月さまの見た目がおかしいことに気付いた人たちから、宇宙人のお兄さんたちへと、苦情(くじょう)の電話がたくさん届きました。  宇宙人のお兄さんたちは、どうしてこうなったのかを確かめるため、月まで歩いていきました。  すると、何てことでしょう!  まんまるだったお月さまは食べられ、三日月になってしまったベッドでこの子が眠っているではありませんか。 「君、そこで何をやっているんだ!」  宇宙人のお兄さんに怒られると、この子は飛びはねて起きました。  やっと、自分のやったことの重大さに気付いたのです。
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