第2話 洞窟へ

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勇者(カズイチ)は、これまでにない 緊張感に包まれてた。 現在地は、地下鉄のホームだ。 カズイチは、戦っていた。自分の中の- - - 「もうすぐ(電車が)来るよ!」 またしても村人(妻 カズミ)が カズイチの心のナレーションにカブせてくる。 「あっ。あぁ。」 カズイチは、小さく返事をして 額に流れる汗を拭った。そして-- 来てしまった。アイツ(地下鉄)が! カズイチは、素早く(本人的には) 戦闘態勢(心の準備)に入る。 ヤレる(乗れる)のか!俺に!! 目の前に止まった敵(電車)をグッと睨み、 ドアが開く瞬間に備える。 プシュッ。小さな音をたててドアが開く!! 最初に動き出したのは、村人(カズミ)だった。 素早い動きで (もちろん荷物はカズイチが持っている。) 地下鉄に乗り込むと、振り返りながら 勇者(カズイチ)にアイコンタクトを出す。 内容は、もちろん(早く乗れ!)だ。 いつもより、強めのアイコンタクトに 一瞬ひるんだカズイチは、素早く ガード(目を伏せる)した。 すると!現場が、もの凄い緊張に包まれた!!
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