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勇者(カズイチ)は、これまでにない
緊張感に包まれてた。
現在地は、地下鉄のホームだ。
カズイチは、戦っていた。自分の中の- - -
「もうすぐ(電車が)来るよ!」
またしても村人(妻 カズミ)が
カズイチの心のナレーションにカブせてくる。
「あっ。あぁ。」
カズイチは、小さく返事をして
額に流れる汗を拭った。そして--
来てしまった。アイツ(地下鉄)が!
カズイチは、素早く(本人的には)
戦闘態勢(心の準備)に入る。
ヤレる(乗れる)のか!俺に!!
目の前に止まった敵(電車)をグッと睨み、
ドアが開く瞬間に備える。
プシュッ。小さな音をたててドアが開く!!
最初に動き出したのは、村人(カズミ)だった。
素早い動きで
(もちろん荷物はカズイチが持っている。)
地下鉄に乗り込むと、振り返りながら
勇者(カズイチ)にアイコンタクトを出す。
内容は、もちろん(早く乗れ!)だ。
いつもより、強めのアイコンタクトに
一瞬ひるんだカズイチは、素早く
ガード(目を伏せる)した。
すると!現場が、もの凄い緊張に包まれた!!
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