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ちょうど、その時蛍が目を覚ましていた。
蜜柑 蛍………
蛍 蜜柑………あたしは、あんたに守ってもらうほどやわじゃないわ。それにあなたは、今まで無効果を使ってもなんともなかったじゃない。それなのに何で……?
蜜柑 それは、今までは、あまり盜みのアリスは、使っていなかったからやないかな。
棗 どういうことだ?
蜜柑 えっと、だから盜みのアリスだけが命を削る形なんだと思うんや。
蛍 そんなことってあるのね。
棗 お前は、まだ間にあう。任務から外れろ
蜜柑 何をいいよるんや!そんなことしたら、蛍や恭ちゃんが。
棗 そんなことさせない。大丈夫だ。
蜜柑 わかった。無茶せんでな、棗。
?? そんなことしなくていい。
皆 誰(だ)!?
?? 私は、高等部校長。蜜柑、事実上君のおじだ。
蜜柑 !?どういうことですか?そんなことしなくていいって。
高校長 君たち5人を外の世界に脱走させる。
皆 !?
蛍 そんなことできるんですか?
高校長 あぁ。それと君たちには、外に出てからあってほしい人たちがいる。
棗 誰なんだ。あってほしいひとって。
高校長 それは、蜜柑君の両親と、日向君君の両親だ。
蜜・棗 !?
棗 俺は、無理だ。まだ!葵を助けていない。
高校長 それに関しては、大丈夫だ。彼女は、すでに助けている。安心しなさい。
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