第2章 おいかけて

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ちょうど、その時蛍が目を覚ましていた。 蜜柑 蛍……… 蛍 蜜柑………あたしは、あんたに守ってもらうほどやわじゃないわ。それにあなたは、今まで無効果を使ってもなんともなかったじゃない。それなのに何で……? 蜜柑 それは、今までは、あまり盜みのアリスは、使っていなかったからやないかな。 棗 どういうことだ? 蜜柑 えっと、だから盜みのアリスだけが命を削る形なんだと思うんや。 蛍 そんなことってあるのね。 棗 お前は、まだ間にあう。任務から外れろ 蜜柑 何をいいよるんや!そんなことしたら、蛍や恭ちゃんが。 棗 そんなことさせない。大丈夫だ。 蜜柑 わかった。無茶せんでな、棗。 ?? そんなことしなくていい。 皆 誰(だ)!? ?? 私は、高等部校長。蜜柑、事実上君のおじだ。 蜜柑 !?どういうことですか?そんなことしなくていいって。 高校長 君たち5人を外の世界に脱走させる。 皆 !? 蛍 そんなことできるんですか? 高校長 あぁ。それと君たちには、外に出てからあってほしい人たちがいる。 棗 誰なんだ。あってほしいひとって。 高校長 それは、蜜柑君の両親と、日向君君の両親だ。 蜜・棗 !? 棗 俺は、無理だ。まだ!葵を助けていない。 高校長 それに関しては、大丈夫だ。彼女は、すでに助けている。安心しなさい。
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