第2章 おいかけて

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蜜「なぁ、蛍。ここって…」 蛍「えぇ。私達がいた村よ。」 棗「そうか。じゃぁ、行ってこいよ。」 ル「そうだね。二人とも行ってきなよ。」 蜜「うん!あっ、でも棗たち一緒やで!」 蜜「じぃちゃん!」 じ「蜜柑か?……蜜柑なのか?」 蜜「じぃちゃん!会いたかったで~!」 じ「わしもじゃよ。ところで、なぜ蜜柑がここにおるんや?」 蜜「………脱走してきたんや。」 じ「蛍ちゃんは、おらんのか?」 蛍「おじいさん。お久しぶりです。」 じ「おぉ~。蛍ちゃん久しぶりじゃの。」 じ「ところで、そこの二人は、誰かの?恭くんは、知っとるけどな。」 棗「日向棗です。」 ル「乃木流架です。」 じ「あんたらは、蜜柑の友達かの?」 棗「はい。」 じ「そうか。蜜柑をよろしくな。」 蜜「じぃちゃん、ごめんな。うちらもう行かなあかんのや。」 じ「いいんじゃよ。蜜柑が一目見れただけで。」 蜜「じっ、ヒックじぃちゃん、じゃぁな。」 そう言って、蜜柑は田舎を離れた。 蜜「蛍。蛍は、よらんでよかったの?」 蛍「うちの親、引越ししたの。」 蜜「どこにおるかわからへんの?」 蛍「えぇ。」 蜜「とりあえずどうしようか。」
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