「暗い夢」サイトシリーズ③ 「RF」 - 3

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「暗い夢」サイトシリーズ③ 「RF」 - 3

人気の少ない場所にポツリと立っている古びたマンションがあった。 住人は二人だけだが、管理者も含めて全員暴力団関係者だった。 そのマンションでは数部屋置きに未成年を含めた売春斡旋が行われており、また犯罪者たちを一時的に匿う役目も果たしていた。 ある日の午後、幾度も使われているが掃除が全くされておらず、シーツすら黄ばんでいるかび臭いベッドの上で、全身にタトゥーが入った屈強な男たちが女子高生を犯していた。 薄暗い照明に照らされながら、少女の眼差しはどこかぼんやりとしており、虚ろで宙を見ている。 自身にかかってくる男たちの体重や、体温、汗や体液、揺れ動く自身の身体について、一切何も感じていないかのようだった。 男が身体に舌を這わせながら 「ゆうなちゃん、気持ちいいんだったら声出していいよ。その方が興奮するから。」 と下卑た笑み浮かべながら話しかける。 しかし、少女は何も反応がなかった。 男たちが入れ替わりながら何度も自身を犯していく。 (いつまでこんなことが続くんだろう・・・) 男たちが自身の肉体を持ち上げたり四つん這いにして組み伏せたりして身体を揺さぶり、性の捌け口にしている今、彼女は心と身体を切り離すイメージを持ち続け、行為が終わるまで自我を保とうとしていた。 ほどなくして男たちの行為が終了し、服を着替え始めた。 その時部屋のドアが勢いよく開いて別の男が入ってきた。 髪は金髪に染め上げ、顔にはいくつかピアスが埋められている。 きつめのムスク系の香水が部屋に漂う。 服装は肌の露出が多い奇抜なデザインのシャツと、高級ブランドのパンツとシューズだった。露出した肌にはやはりタトゥーが入っている。 男は火のついた煙草を深く吸い込むと鼻と口から勢いよく紫煙を吐き出した。 そして、男たちに指示を出す。 「よーし、今日はお開きだ。お疲れ、お前ら。」 「うーす。アキラさん。お疲れ様です。」 「挨拶はいいからよぉ。ほら、渡すもんあるだろ?早く早く」 男が左手を出して男たちに催促する。 「はい、アキラさん。」 男たちは近隣住民から恐喝した金を皮の財布から取り出し、アキラと呼ばれた男に丁寧に差し出した。 アキラという男が差し出された札の枚数を数える。 「十八、十九、二十・・・と、よし、OKだ。お前らもう帰っていいよ。」 「アキラさん、ありがとうございました。いや~女子高生とエッチできるなんて思いませんでしたよ。まぁまぁかわいい娘でしたし。」 「そう?」 男がにやけながら続ける。 「他の娘も沢山いるから、もっといい娘も紹介するよ。カタログ見せてやる。その代わり料金追加で指名料もらうけど。撮影したサンプル動画も後で送ってやっからさぁ。」 「ありがとうございます、アキラさん。」 「うん、じゃあ、ちゃっちゃと出て行ってくれ。」 「はい。」 男たちはそそくさとその場を後にした。 そして再び煙草の煙を深く吸い込みながら、アキラという男はベッドの上に伏せて動かないままの少女に向かって近づいていく。
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