じつは 怪談集 投稿用 おばけ編 毛物

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● 毛物 今回は 私が 大学生時代の出来事です その頃は 近所の友人と 毎週のように 土曜日になると 友人の住むプレハブに集まっては お酒 ポテチなど 持ち寄って 宴会三昧の日々を過ごしていたのだが。 たいがい 夜 8時か9時くらいに 集まり 夜中の1時 2時くらいまで 馬鹿話をするのが お決まりで(最高で明け方5時までなんてのもあったな) そんな ある 夜中 おそらく 2時過ぎくらいに 飲み会が お開きになって 家に帰るわけだが(歩いて 5分くらいの場所)なので 幼い頃から 勝手知ったる道ですよね 酔っ払いでも  夜風に吹かれて 帰宅するのは なんも問題なかったのだが さて その家の立地は 奥まった一軒家 隣の家との境に 狭い通路があって  道路に面した所に 木戸が あるわけで 特に 鍵がかかってたわけでもなく まあ 普通に 閉じてあっただけなので その木戸を開けて 道路に出ようと思って 戸に手をかけようとしたら なんか わからないが毛むくじゃらな物(猫くらいの大きさ)が 手に触れたんですよね なんじゃ?  っと普通なら 何か 確かめるのですけど なんせ酔っ払い  猫かなんか 触っちゃったかなぁ?くらいの気持ちで そのまま 家に帰って 寝ちゃったのだが  翌日  起きて その友人の家の前を 通り よく その戸を見たらば なんと 物凄く木戸が薄いんですよ そう 猫なんざ そんなところに 立っていられるわけがないんですよ そう 薄いから ねずみくらいですかね いたとしたら しかし ねずみが 酔っ払いに触られるほど 鈍いわけないし それに 明らかに 大きさは 猫くらいの球型みたいに 感じたんですよね 手触りが哺乳類っぽかったのだが あの後 悩むくらいならば きちんと確かめておけばよかったと思ってましたね っが 水木しげる先生の本より これらしき物 見つけ出しましたね 「すねこすり」という妖怪  夜道などで あわてていたりすると 足元に 絡みついてくる 猫みたいな妖怪 なんだが 足元には絡み付いては来なかったが 哺乳類とか 動物にしたら 触れば なんかしら 反応があるはずが なかったんだよなあ あとは 誰かの毛皮?(笑) いやいや それはないだろうな 立体感はあったし 温もりも
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