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出来上がってテーブルに並べると店みたいだった。外からの風がまた心地良い。
隣同志でソファーの下に胡座をかいて座るも、俺はケツが痛くて若干横座り気味になってしまった。
「ほら」
クッションをさり気なく渡してくれた。
女子扱いされたみたいでむず痒い。
「睦月上手に、焼けんじゃん?」
「これくらい……誰でも出来んだろ」
「焦がしそうに、なってたけどな」
まだニタニタ笑う。
「いただきまーす」
そこ箸なんだ……笑える。
「ソーダ、ガムシロ入れたかったら有るぞ」
「このままで大丈夫。上手いっ!」
若干酒が、残っていたのでサッパリしてて丁度良かった。宗介さんは、解ってて作ってくれたんだと思う。
バターとハチミツで1枚、ハムとチーズで1枚、ペロリと2人で完食。
モヤモヤと悩んでたけど……こうして一緒に居れる事。
幸せだ。
(腹が満たされれば大体が大丈夫)
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