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虫刺され 睦月純也
「ふぁ~~~っ!」
気持ちっいー。
湯船に浸かり足を伸ばす。
流石に昨夜はしなかったけど……
そっと自分の唇に指で触れる。
宗介さんに沢山キスされた唇が少し腫れてる。
あれ……
「え?ええ!?」
自分の右腕から右手首を見て絶句した。
赤い斑点状のものがブツブツと広がっている……
か、か、痒いっ!
見つけた途端に痒くなる。
今の今まで気付かなかったけど、いつぅ?いつから?
昨夜のワインでアレルギー?
でも待て、右側だけ。
宗介さんのベッドに何か虫が居た?
俺の叫び声にビックリしたのか宗介さんが風呂場に飛んで来た。
「どした!?大丈夫か!?」
「きゅ、急に入ってくんなー!」
赤面して湯船に潜る。
(し○かちゃんかいっ!)
それにこの腕……汚くて見られたく無い。
「何かあった?」
それでも構わずズカズカと風呂に入って来るから、本当この人は……
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