10人が本棚に入れています
本棚に追加
それからというもの、大会があれば俺は参加した。
俺が参加している大会には、大抵白石も参加していた。
白石は元々リバーシ界では有名な選手だった。
俺も6年生になることには、リバーシ界では有名になっていた。
大会に白石や俺がいると棄権をする人もいた。
逆に、今度こそ倒してやると意気込んで来るヤツもいた。
そんなヤツを返り討ちにしてやるのが快感だった。
俺の最大の敵『白石』。
コイツには、どの大会に出ても、必ず決勝戦で対戦する。
何度挑戦しても、俺は倒す事はできなかった。
何戦か勝つことはあったが、どうしても倒しきって優勝することはできなかった。
万年の2位だった。
ずっとずっと悔しい想いをしてきた。
最初のコメントを投稿しよう!