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涙が出た。
「わたし、優のことが好きだ。大好きだ。今わかった。
おそいよ、私。何してるの私。
優に話したいと思ったのは昨日。
明日会いたいのも、優。
来月の花火大会、一緒に行きたいのも、優。
私の名前を呼んで笑ってほしい。
私を抱きしめてほしい。
大好きだって
愛してるって言ってほしい。
」
夜の12時。女友達との写真を見返しながら
はじめは、ぽろぽろと滴り落ちる涙。
次第に思いは強くなっていき、大人になってまで恥ずかしいほどに
うわん、うわん泣いた。
しゃっくりが出るほど泣いた。
涙が落ちるたびに恋を感じた。
しゃっくりをするのたびに、愛を欲しがった。
すべてを通して、優を憶えた。
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