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……このままじゃ死ぬ……。
こんな意味の分からない怪物に、喰い殺されるのか――。
死が頭を過った刹那。
上空から白い閃光が降ってきた。
それと同時に拘束が解け、重力に従い地面に落下した。
眩(まばゆ)い光を纏う丸い球は地面にあって、蔦を切られた女性は忌々しげにそれを睨んでいる。
やがて光が収まり、球の正体が分かる。
尻を強かに打ち顔を顰めていた俺であったが、そこにいた正体に、思わず目を丸くしてしまった。
「…………猫?」
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