白猫の女の子

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「川村は足がスラーっと美脚だし、川村はナイスなバディをしているよな。あー。一度でいいから拝みたい」  手を組んで何処か遠くに意識を馳せているので、その隙に荷物を詰め終えた。 「じゃあな、新」 「あぁ。また明日な」  やって来た啓介に手を上げて、教室から出て行く。  そんな俺を見届けて、周平は我に返ったように手を下ろした。 「俺、普通に見送れた?」 「あぁ。上出来」  啓介が頭を撫でてやれば、周平はにへらと笑うのだった。
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