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深雪と拓海は、親が学生時代からの親友であったため、生まれた時から一緒に過ごしてきた。
小さい頃から2人とも側から見れば天才の一言で表せるくらい何事もそつなくこなし、魔法学校に入るまでは俗にいう才色兼備な子供であった。
魔法学校に入ってからは、深雪は前の通り未だに魔力に目覚めておらず、魔法がすべてのこの学校ではいわゆる劣等生の分類に入っていた。
一方拓海は入学早々魔力に目覚め、魔力検査でも優秀な数値を叩き出し、学校始まって以来の天才ではないか?と称えられるほどだった。
昔から仲良しではあったが、自然と出来つつあった本能的な上下関係が、魔法学校に入ってからはあからさまになっていき、本能的に拓海に変に逆らえなくなっていた。
「にしても、深雪は一体いつになったら魔力目覚めんの?俺としてはこのままの方が色々弄れて楽しいけどさ。」
「私だってわかんないわよ。早く目覚めてその口塞いでやりたいわよ、、、」
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