序章

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俺がV系にハマるキッカケになったのは高校…… それまでは色んな音楽を聴き、好き嫌い関係なく親しんだ。   高校時代ではマーチングというバンドに所属。 部活が忙しくバイトも出来ない為、ライブ等行けない環境だった。 でも、クラス替え等で知り合う人達の影響等で色んな事を知っていく。   その中にヴィジュアルというジャンルがある事を知る。   初めはそんな興味もなく、音という中にそれが加わっただけ。 それよりも部活や課題の方が忙しく暇がなかった。 けど、同じクラスの同級により徐々に関わっていく事になる。   教えて貰った音楽の中にX、LUNA SEA、hide、マリスミゼル、Dir等が含まれていた。 最終的にDirを選んだ訳だが。     省略し、その人に教えて貰わなければDirに好きになる事もハマる事もなかった。   当時は小室ファミリーが全盛期で皆の殆どが安室、華原、trf、dos、globe、Hジャングル等小室関係で話題になったモノへハマっていた。 他にもTMR、TV企画のポケビやブラピ等、芸能人がグループを組み歌を出す事も多かった。     高校を卒業してから俺の人生は転がり始める。     高校を卒業し、バイト生活する中で中学の同級に合った。 それが、『中学のYがPierrotのコピ―やるからライブ行かない?』との事。 チケを捌くのに頼まれたと友人Iが言うので、そのライブに行く事になる。   これが、ライブというモノに参加した初になるか……   それまではマーチングバンドで色んな大会や会場を経験し、舞台を踏んできたが…… 箱は初めて。 アーティストではなく、アマバンではあるが。 見た感じでは練習結果を皆に見て貰う発表会みたいなモノだった。     そりゃ盛り上がりに欠ける筈。 曲間の待ちが多い上に長い。 それでは、皆の興味を集中させるには余程の事がない限り無理。 何事もテンポが必要で、準備はしていて当たり前の話。   俺はさして興味も面白くも無いので、眠気を抑えながらステージを見ていた。 [早く終らないかな…] そんな気分になりつつ、やっとライブが終了。   友達に連れられるがまま、中学時代の同級Yに会った。 ベースをしていたらしい。    
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