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以前からA奴達についてRは警戒していた。
見ただけで、痛いと解っていた。
それに他からA奴達について苦情が寄せられていたのだ。
メアド交換したH涙はしつようにメルしてくるA奴に困っていた。
バイトと曲作りや打ち合わせ等で、暇が無いのにストーカー並に干渉していたのだ。
それや他にもそういう事があり、RはA奴達の事を良くは思っていない。
その以前にもライブや打ち上げで散々迷惑をかけたのだ。
その時は3人にスタッフしてたバンドのDr.K鬼が言い聞かせた。
楽しい打ち上げにも関わらず、彼女達の為に時間を裂いて。
そして彼女達は解ったと言った。
だから、もうこんな事は無いと思っていたのだ。
それなのに、彼女達は……
頭痛くなりながらも、Rを呼び話した。
「悪いんやけどさ、M咲希から目を離さんといてくれん?」
「どした?」
「またA奴がM咲希にちょっかい出しとる」
「はぁ?!」
怒ったRはM咲希を呼び戻した。
詳しくは伝えてないが、M咲希も満更でないから危ない。
周りが止めとけと言っても、平均的にまだ整ってる顔やから騙されている。
一応目を離すなとは伝えたが………
俺は自分の席に戻り、スタッフ達と会話をしていた。
その席に、ファンの子もくる。
またあいつ等迷惑かけるのかと噂をしていた。
M咲希が戻り、ものの5分程経ってJ螺とD一がまたM咲希を呼びに行く。
お前、何様なん?
相手が目当ての男だろうが、人使って呼びに行かせるとか。
呼びに行かせて、自分は苦しゅうない善きに計らえと言わんばかりの態度。
呼びに行かせた二人放っといて自分は自分で、M咲希に無中。
溜息しか出ない。
呼ばれて付いていくM咲希もM咲希だ。
Rにも忠告されていたのに、まだ解っていない。
そんな姿を見て、俺は5分位してM咲希を呼んだ。
A奴には『ごめん、ちょっと話があるから』と言って連れ出した。
話を聞かれないように席にいたファンの子一人に俺等の後ろの席にA奴達が盗み聞きしないように見える位置で見張っててくれと頼む。
M咲希はヘラヘラと何?と聞いてくる。
……頭痛い。
俺は切り出した。
「Rから聞いてへん?」
「何が?ああ、A奴ちゃん?」
「………」
「あの子可愛いよね。○○さんも思わない??」
女の俺に聞いてどないすんねんコイツは;
悪いがタイプやない(爆)
「はぁ~……アレが可愛いって?まだまだやな」
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